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ヒプノセラピー事例 やる気の波/モヤモヤする/真面目な自分/好印象でいたい

セラピールームがじゅまる ヒプノセラピスト&ヒプノコーチの丸山です。

 

今回は、催眠を利用した心理療法であるヒプノセラピーの様々な事例を書いていきます。

自覚できていない部分、つまり、無意識の領域にある制限やネガティブな感情というのは、意識的になんとかしたい!

と思っていても、なかなか消えてはくれません。

 

・好きなのに(嫌いなのに)言えない

・やりたいけど進めない

・やらなければいけない

・こうあるべき

・自分には価値がない

 

自分の中にある信念や思い込みの強さによって、人生は創られていきます。

 

嫌な体験や恐怖、恥ずかしさ、それらを再び味わいたくないという防衛本能。

そして、実は問題のある悩みを持っていたいという見えないメリットも見えてきたりします。

自覚しづらい部分なので、本当はどんな感情を感じているのか?どう生きていきたいのか?

 

心をオープンにして自分の生き方を見つめなおす。

自分の中にある恐れに気づき、傷ついた過去を癒すと、極度に自己否定することや、

悲観して物事を見ることが少なくなっていきます。

 

催眠についての説明はこちら参照ください。

クライアントの許可を頂いたものを、事例として紹介します。


色々なことにやる気がなくなっては良くなっての繰り返し。失敗は嫌ではないが立ち直るまでのプロセスに疲れた。嫌なことを後回しにしてしまう癖。真面目過ぎる自分は周りと合わない感じがする。とにかくモヤモヤする。無意識ではどう感じているのかを知りたい。

10代男性

 

面談でのご相談内容

 

また失敗するんじゃないかという不安に陥ってしまう事が多い。

大学への進学など今から心配している。努力するのが嫌。

失敗そのものは嫌ではないが、立ち直るまでのプロセスがしんどい。

部活動ではタイムが落ちて自信をなくしたり、やる気の波が大きい。

さっさとやってしまえばいいことを、後回しにする癖があり、最後に苦しくなる。

完璧主義で真面目だと自覚している。遊べる友人は少ないがオフ会などには積極的に参加している。

とにかくモヤモヤする。無意識に考えている事が知りたい。

 

 

自分自身が今、何について悩んでいるのかわからない時もあります。

お話を聞いていく中で、このような気持ちが浮かび上がってきました。

 

・人からの評価を気にしてしまっている

・言うことを聞かないと嫌われると感じてしまう(恐怖心)

・人から好印象を持たれていることが嬉しく、それが励みになるが、自分を作っている感が嫌だ

 

どうなりたい?

印象とか関係なく関わる相手と会話を楽しみたい

 

 

 

 

退行催眠

 

小学生時代の9歳。誰もいない教室。だんだん人が見えてくる。

後ろの席から好きな子を眺めている。恐怖というよりも、好かれたい気持ちがある。

落ち着いていて幸福感がある。

その子と関わりたいとかでなく、その子が周りと仲良くやっているのを見ているのが落ち着く。

 

次の場面へと進めると

自分が関わると壊れてしまうと感じる恐怖感。

 

(そこで何が起こっている?)

気まずい雰囲気。好きな子に勉強を教えている場面。

自分は真面目だから一生懸命教えているが、その子はめんどくさそうにしている。

ろこつに嫌な顔をされる。その反応がよくわからなかったが、嫌だったからそのような態度をとられたと知る。

人ってめんどくさいという感情が作られた。

 

自分は真面目にやっていても、そうしない、まじめにやらない人が多いことを知り、ショックだった。

真面目過ぎて茶化されたり、容姿を馬鹿にされたこともあった。

 

自分はルールを守ることで親や先生から許されていると感じている。

クラスの人に対してのモヤモヤと息苦しさがある。

 

それがはっきりとわかる最初の体験へ⇒5-6歳、祖母と自宅にいて叱られている。

「~しなさい=やったほうがいい」そういうものなんだと捉えていた。普通のこと。

つまり、それが当たり前だと思っていたけど、クラスの人たちのような人もいて、ギャップを感じた。

真面目に生きること→みんなもやっている→でも違った。

そのことが、自分の祖母や母を否定されたような気分だった。

 

尊敬されなくなるのが怖かった。

⇒尊敬されていると感じた場面は、保育園での鬼ごっこで最後まで残った。

足は速かった。一番早い子と一緒にそれを確かめられている。

 

失敗した場面。小学4年生。

学級委員になって、みんなを引っ張ろうと頑張った。注意したら失敗した。

人に注意したのに、自分もできていなかったことが失敗を感じる原因だった。

みんなの手本にならなきゃいけないが、胸が締め付けられる思いになった。

 

その感情に戻ってみると、保育園の年長の頃。

気合を入れて衣装を破いてしまったことで、先生に叱られてしまった。

ふざけていたが、気合いを入れたことや、生地が丈夫ではなかったこともわかる。

 

インナーチャイルドを癒す

このとき、友達から「大丈夫、気にするな」という言葉が欲しかった。

 

もうちょっと友人に対して積極的に話していいとチャイルドにも伝える。

 

 

この体験から気づいた事

つっかかっていたことがほぐれた。

勉強は大変だけど、人の反応なんて気にするようなことではない。

クラスの人は仲良くなれるかわからないけど、割り切って、同世代だけでなく先輩とつるんでみる。

そういう自分でいれば、プライベートは充実して、楽しく話せるようになっている。

 

願望イメージの焼き付けと暗示を入れる。

 

セッション終了

 

 

 

その後の様子(1か月後)

とてもスッキリした気持ちになれて、周りからは良く話すようになったと言われます。

 

 

モヤモヤしていた感情の中には、このように様々な過去の体験が浮かび上がり

一つ一つ、その出来事から発生した感情や捉えたことを腑に落として納得していました。

 人は、わからないことがあると知りたくなります。

 特に学生の頃は進路と向き合う時期でもあり、自分が何者か?ということに漠然とした不安を感じたりします。

 自分のことがわかってくると、自然と変化していくものですね。

 

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!

 

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